英語原文からの翻訳です。訂正歓迎します。
自貢で過ごす二日間——塩の井戸、商人の会館、冷めたまま食べる兎
燊海井で最初に気づくのは、においだ。温かく、鉱物のようで、かすかに卵のにおいがする。塩水は地下1キロメートル以上の深さから上がってくる。広い鉄の平釜へ流れ込み、同じ大地から引いたガスの火で煮詰められる。作業員が木のへらで表面の結晶をかき寄せ、奥の部屋では誰かが湿った灰白色の塩を量って袋に詰めている。自貢は成都から南へ列車ですぐの街で、二千年近く塩をつくってきた。産業の過去を本で読むのではなく、今も動いている姿で見られる場所は、中国でも数少ない。
二つの井戸から生まれた街の名
自貢(ズーゴン、自贡)という名は、二つの塩の産地に由来する。自流井(ズーリウジン)は「自ら湧き出る井戸」という意味だ。貢井(ゴンジン、贡井)は「貢ぎ物の井戸」で、その塩はかつて宮廷へ納められていた。旧市街は釜渓河(フーシー川、釜溪河)が蛇行する内側にある。「釜」は煮炊きに使う大鍋を表す字だ。塩で得た富で、水辺には会館や寺、船着き場が建てられた。その多くは今も、タイル張りの集合住宅のあいだに残っている。自貢は中規模の街で、観光客に合わせて姿を変えたことが一度もない。二日あれば、塩井と会館と川、それに船着き場の町をひとつ巡れる。塩の交易が残した料理をひと通り味わえるだけの食事の回数もある。
自贡因盐而生,城名就取自自流井与贡井两处盐场。
一日目の朝——燊海井と木造のやぐら
まずは大安区(ダーアン区)の燊海井(シェンハイジン)へ。塩釜が動いている朝のうちに行くといい。この井戸は1830年代に人の手で掘られた。竹のケーブルで掘削用の鉄の刃を持ち上げては落とす作業を、何年も続けたのだ。よく知られた説明によれば、深さ千メートルを超えた世界初の井戸だという。井戸の上には天車(ティエンチョー、天车)が立っている。塩水をくみ上げる長い竹筒を引き上げるための、背の高い木造のやぐらだ。作業小屋の床はぬめり、空気は湯気で重い。案内表示はほとんどが中国語だが、見ているだけで工程はわかる。小さな売店では塩を袋で売っていて、恐竜のプリント入りグッズよりずっといいおみやげになる。製塩は休むこともあるので、朝の予定をここに合わせる前に、チケット窓口で尋ねるか公式アカウントで確認しておこう。
午後——商人の会館と船乗りの廟
自流井に戻ると、陝西の塩商人たちが18世紀に建てた西秦会館(シーチン・フイグアン)がある。彼らは贅を惜しまなかった。屋根の四隅は幾重にも反り上がり、梁の端には芝居の場面や騎馬の人物が彫り込まれている。中庭の正面には一段高い舞台があり、かつては劇団がギルドのために芝居を演じた。会館は今、自貢塩業歴史博物館(自贡盐业历史博物馆)になっている。人の背丈を超える掘削用の刃や、竹のパイプラインの一部が展示されていて、鋼鉄のない時代に塩水がどうやって山を越えたのかがわかる。説明を読むより、見上げる時間を多めにとりたい。
それから水辺へ歩いて、王爺廟(ワンイエ廟、王爷庙)へ向かう。釜渓河を見下ろす岩の上に建ち、船乗りたちは塩を積んで川を下る前にここで祈った。午後はこの廟の茶館で過ごそう。竹の椅子に蓋つきの茶碗、蓋碗(ガイワン、盖碗)。給仕が注ぎ口の長いやかんで湯を足してくれ、目の前をゆっくりと緑の川が流れていく。四川の茶館では、たいてい一杯の茶を頼めば、好きなだけその椅子に座っていられる。
塩の労働者たちが食べたもの
塩幇菜(イエンバンツァイ、盐帮菜)は、塩の労働者たちの料理で、四川料理のなかでも自貢独自の系統だ。成都の料理よりも生の唐辛子や生姜、唐辛子の漬物をたっぷり使う。暑さのなかで重労働をこなすための料理だった。水煮牛肉(シュイジュウ・ニウロウ)は、唐辛子で赤く染まったスープで牛肉を煮る料理で、地元にはこれにまつわる話がある。塩水をくみ上げる巻き上げ機は牛が回していて、働けなくなった牛は鍋に入った、というのだ。冷吃兎(ロンチートゥ、冷吃兔)は、兎肉を干し唐辛子と花椒でしっかり炒め、常温で食べる。街のあちこちで売られていて、持ち歩きやすい真空パックもある。鮮鍋兎(シエングオトゥ、鲜锅兔)は、唐辛子の漬物と新生姜で兎肉をさっと炒めた温かい版で、こちらのほうがおいしい。もう少し穏やかな味がいいなら、火辺子牛肉(フオビエンズ・ニウロウ、火边子牛肉)を探してみよう。光が透けるほど薄く切った牛肉を、火で干したものだ。近くの県の名物、富順豆花(フーシュン・ドウホア、富顺豆花)もいい。しっかりした食感の豆腐花で、ご飯と唐辛子のたれを添えて食べる。
二日目——釜渓河を下って仙市へ
仙市古鎮(シエンシー古鎮、仙市古镇)は、中心部から南東へ、川を下って車ですぐのところにある。かつては塩を積み出す船着き場で、塩は沱江(トゥオ川)を下り、さらにその先の長江へと運ばれた。メインストリートは水辺に沿って、すり減った石畳の上を続いていく。両側には会館の廟や茶館、豆花やスパイスのきいた軽食を売る店が並ぶ。町は修復されていて、週末は地元の日帰り客でにぎわう。それでも平日の朝なら、船着き場の石段にいるのは野菜を洗う人たちと、軒下でトランプをする男たちくらいだ。通りをゆっくり歩き、川沿いを戻ってくれば午前は終わる。午後も時間があれば、大山鋪(ダーシャンプー、大山铺)の自貢恐竜博物館(自贡恐龙博物馆)へ。発掘現場の上に建てられた博物館で、骨は見つかったときのまま横たわっている。塩井とはまた違う、自貢のもうひとつの顔だ。
アクセス、ベストシーズン、そして「マイルド」という言葉
成都から自貢へは高速鉄道が走っていて、路線はさらに宜賓(イービン)まで続く。乗車時間が短いので、成都滞在の延長として訪れることもできる。成都には駅がいくつもあるので、発車時刻は12306で確認しよう。自貢の駅は旧市街から離れている。タクシーかDiDiで自流井まで行き、川沿いか解放路(ジエファン路)の近くに泊まれば、あとは歩いて回れる。快適なのは春と秋で、夏は蒸し暑い。春節のころには自貢灯会(自贡灯会)が街を埋め尽くす。会場はたいてい中華彩灯大世界(中华彩灯大世界)で、灯会ならではの混雑とチケットの仕組みがあるので、日程は主催者に確認を。塩井や博物館、灯会の入場料は一定ではない。各施設の公式アカウントか自貢市の観光局で確かめよう。窓口によってはパスポートの提示を求められるので、持っていくといい。
避けたい失敗は、微辣(ウェイラー)を信じることだ。ほかの土地では「少し辛い」という意味だが、塩幇菜の厨房では地元の舌が基準になる。「マイルド」と書かれた鮮鍋兎でも、涙が出るほど辛い。不辣(ブーラー)、つまり「辛くしないで」と頼み、それでも多少の辛さは覚悟しておこう。
AIで作成し自動公開した記事です。公開前に人は確認していません。料金・営業時間・規則は公式情報で確認してください。 記事の作り方. Corrections welcome at designloversko@gmail.com.