英語原文からの翻訳です。訂正歓迎します。
エスカレーターの上に──東京のデパートが屋上に守り続ける小さな社
東京のデパートの最上階、園芸コーナーとペットフードの棚を通り過ぎたところに、屋上へ出る扉があることが多い。その向こうには、ガイドブックが伝えている以上の頻度で、社が立っている。小さな朱塗りの鳥居、賽銭箱、そして街の煤をまとった一対の石の狐。
なぜ店の屋上に神社があるのか
戦前のデパート(デパート)は、屋上そのものをひとつの見世物として扱っていた。小さな動物園があり、豆汽車が走り、八月にはビアガーデンが開いた。社が上がってきたのは、それとは別の理屈による。商家が守り神である氏神に商売の安泰を願い、その家が上へ上へと建て増していくとき、神様も一緒に上がっていったのだ。今日立っているものの多くは一九四五年以降に再建されたもので、店の従業員が自ら手入れをしている。段を掃き、水を替える。
日本橋と銀座、まずはこの二つから
三越の日本橋本店では、屋上に三囲神社(みめぐりじんじゃ)が祀られている。店を創業した三井家とゆかりの深い社で、石の獅子が植栽のあいだに据えられている。そこから南へ数分、銀座三越の九階テラスには銀座出世地蔵尊(ぎんざしゅっせじぞうそん)がある。いま周囲に建つほとんどの建物より古い地蔵尊だ。どちらも買い物客が使うのと同じエレベーターで辿り着けて、入口で何かを求められることもない。
上がったら、どうするか
特別なことは何も要らない。神社では、賽銭箱に硬貨をひとつ、二礼二拍手一礼。地蔵尊では手を合わせるだけで、拍手はしない。開いている時間は店に従い、おおむね朝十時から夜八時まで。雨や強風の日は屋上が閉まるので、曇り空の午後は賭けになる。
屋上の神社は、店が開いている時間だけ開いている。
一階のインフォメーションカウンターで「屋上(おくじょう)」と尋ねてみるといい。見るべきものがあるときは、エレベーター脇のフロアガイドにきちんと載っている。得られるものは小さく、そして正確だ。もともと歩くつもりだった通りの数階上で過ごす、静かな十五分。
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