英語原文からの翻訳です。訂正歓迎します。
JAPAN · HIDDEN GEMS · 2 MIN READ
脇町のうだつ――日本語の慣用句に生き続ける、徳島の商家の壁
WELCL BUDDY · UPDATED 10.2026 · 2 MIN
徳島・吉野川の北岸に位置する脇町。南町の商家は、二階の両端に小さな漆喰塗りの壁を備えている。その名はうだつ(卯建)。日本語はいまも、この壁で人の一生を測っている。
誇りのしるしになった防火壁
うだつとは、隣家との境に張り出した袖壁のこと。上に瓦をのせ、白漆喰で仕上げてある。木造の屋根が連なる町並みで、火が燃え移るのを食い止めるために築かれた。同時に、造るには費用がかさんだ。だから一対のうだつは、この家は成功したのだと通りに告げるものでもあった。
「うだつが上がらない」という慣用句は、ここから生まれた。なかなか芽が出ない人を指して言う言葉だ。文字どおりに読めば、その家にはうだつが上がらない、ということになる。
うだつが上がらない。
藍が築いたもの
脇町は阿波藍を川下へ送り出すことで富を蓄え、その富は通りへと注ぎ込まれた。南町の通りはおよそ430メートル。黒ずんだ格子の表構え、重厚な瓦、厚い漆喰が続く。最古の家は1707年の建築とされ、通りは1988年から国の重要伝統的建造物群保存地区となっている。
歩いてみる
最寄りは川の対岸にあるJR徳島線の穴吹駅で、タクシーなら10分ほど。訪れるなら朝早くか夕方、低い光が漆喰を浮かび上がらせる時間がいい。前ではなく、上を見て歩こう。うだつは家ごとに高さも、瓦の葺き方も、装飾も違う。その違いを読み解くことこそが、この町を訪ねるということだ。
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