英語原文からの翻訳です。訂正歓迎します。
済南、泉水の路地へ。屋台の人波から一本東に
済南の芙蓉街(フーロンジエ)から路地を一本東へ入ると、屋台が途切れ、水が始まる。湧き水の水路が家々の玄関先を流れ、この界隈はいまもそれを景色ではなく、暮らしの水まわりとして扱っている。
芙蓉街の裏の路地
起鳳橋街(起凤桥街)は芙蓉街から東へ延び、1分も歩かないうちに幅2メートルほどに狭まる。その先にあるのが王府池子(ワンフーチーズ)。かつて明代の王族の邸宅に囲われていた湧水の池で、住民は季節を問わずここで泳ぐ。水温は一年を通じて約18°Cに保たれるため、1月の朝には湯気が立つ。
水路に沿う曲水亭街
さらに一区画東へ行くと、曲水亭街(チュイシュイティンジエ)が澄んだ水路に沿って北へ、大明湖のほうへ続いている。柳が灰色の煉瓦の家並みに枝を垂れ、水草は流れになびき、家々は水際に低い卓を出して、泉の水で淹れた茶を一碗数元で売る。そのひとつに腰を下ろせば、通りは歩く速さで過ぎていく。将棋の一局、縄で下ろされるバケツ、乗らずに押されていく自転車。
1900年代に筆を執った小説家・劉鶚は、この街にいまも残る一節を与えた。「家家泉水、戸戸垂楊」。どの家にも泉の水、どの戸口にも柳、という意味だ。この通りでは、それがいまも文字どおりの描写である。
家家泉水,户户垂杨。
訪れる時期
泉がもっとも豊かに湧くのは、雨季を過ぎた晩夏から秋にかけて。雨の少ない春には、水位が目に見えて下がる。着くなら朝9時前がいい。その時間の路地は、泳ぐ人とやかんに水を汲む人たちのものだ。済南は北京から高速鉄道で約2時間。上海へ向かう途中の一泊として、無理なく組み込める。
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