英語原文からの翻訳です。訂正歓迎します。
東京のデパート屋上に鎮座する神社 — 交差点の九階上
東京のデパートで、着物売り場を通り過ぎ、上層階のレストランも通り過ぎ、そのまま最上階まで上がってみてほしい。屋上に出ると、ガーデンセンターと自動販売機の列のあいだに、鳥居が立っていることがある。小ぶりで、朱塗りで、そして自らの務めにはいたって真剣な鳥居が。
日本橋、ライオンの上で
日本橋の三越本店は、人々が下から順に訪ねていく建物だ。入口の青銅のライオン、パイプオルガンのある吹き抜け、地下の食品売り場。屋上は、その人波がほとんど消える場所である。そこには三囲神社(みめぐりじんじゃ)の分祀が建っている。この商いを興した三井家とゆかりの深い社で、狛犬があり、手水があり、そして明らかに使われている賽銭箱がある。
銀座、九階
数駅南へ下ると、銀座三越の屋上テラスには銀座出世地蔵尊(ぎんざしゅっせじぞうそん)が祀られている。街が何度も建て替わるなかで、幾度か場所を移されてきた小さな石の像だ。そのすぐ隣にはカフェテラスがあり、会社員たちがコートを椅子の背に畳んで昼食をとっている。この対比こそが核心であり、そこにいる誰ひとりとして、それを奇妙だとは思っていない。
屋上の神社は展示物ではない。たまたま九階の高さにある神社なのだ。
訪ねかた
入場は無料で、屋上は店舗の営業時間に準じる。つまり、階下で菓子折りを買うのと同じ三十分のうちに参拝できるということだ。鳥居で一礼し、参道の端を歩き、賽銭を入れ、二礼二拍手一礼。雨風の強い日は閉鎖され、冬期は休業する屋上もあるので、よく晴れた平日の午前が確実な機会だと考えておくといい。
屋上の鳥居は展示物ではなく、今も手を合わせる人のためにある。
これらが寄り道の価値を持つのは、珍しいからではない。屋上社を持つデパートはいくつもある。価値はその落差にある。香水と空調のなかをエスカレーターで上がってきて、天気と砂利のある場所へ、そして自分に何かを求めてくる場所へと踏み出す。十分後には、買い物袋を提げてまたエレベーターの中にいる。
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