英語原文からの翻訳です。訂正歓迎します。
自転車で巡る二日間の慶州(キョンジュ)——新羅の王たちが草の丘の下に眠る古都
新慶州(신경주)駅を出るとき、あなたはガラス越しの遺跡を思い描いているかもしれない。ところが古墳はただ、そこにある——洗車場とコーヒーチェーンの間に、芝に覆われた大きな丸い土の丘がせり上がり、建物より高く、これまで隣に立ったどんなものより古い。慶州の人は誰も、それを奇妙だとは思っていない。学生たちはその裾を横切って近道をし、夕暮れには老人が柵沿いに犬を散歩させる。ここは千年近くにわたる新羅の都であり、その上に街が建て替えられることはなかった。だから死者と生者は、同じ平らな谷の底を分け合っている。ここは、自転車のためにつくられたような場所だ。
自転車を借りること、そしてなぜそれが欲しくなるのか
慶州の旧市街は平坦で、こぢんまりとして、専用の自転車道が張りめぐらされている——地元の誰もが口をそろえて言うのは、ここで車を使うのはやめておけということだ。レンタルの店は、中心となる古墳公園・大陵苑(대릉원)まわりの路地に集まっていて、普通のシティサイクルなら一日およそ一万〜一万五千ウォン、この平らな地面では必要のない電動車ならもう少し高い。たいていの店は九時ごろに開き、保証としてパスポートの写真を求めてくる。ツアーバスではなく自転車を選ぼう。古墳から天文台、宮殿の跡地まで、どこもゆったり漕いで十五分とかからず、その半分の楽しみは、順路を決めずにあいだをただ漂うことにある。
まずは大陵苑そのものから始めよう。ここはもう入場料をとらない。壁の内側には二十三の墳丘が並び、そのひとつ天馬塚(천마총)は断面が開かれていて、埋葬室の中まで歩いて入り、金の冠と、その名の由来となった白樺の樹皮の障泥(あおり)を見ることができる。北門の外、一本の低い松に縁どられて寄り添う二つの墳丘は、いまや街でいちばん写真に撮られる場所になった。あの一枚のための行列ができる前に、早い時間に行くといい。
午後のひと巡り——天文台から宮殿へ
古墳から東へ十分ほど走ると、瞻星台(첨성대)がある。三百六十二個の花崗岩を積んだ瓶のような塔で、六〇〇年代に築かれ、一般に東アジアに現存する最古の天文台と呼ばれている。写真から受ける印象より小ぶりで——高さ九メートルほど——一周するのに一分もかからないが、まわりの原は広く、季節によって菜の花やピンクミューリーが植えられ、そのただ中に立つのにお金は一銭もいらない。そのまま月城(월성)へ足をのばそう。かつて宮殿が建っていた土の尾根で、いまは芝に覆われた土手になっており、片側に街、もう片側に田を見ながら、その背を漕いで進める。
自転車をさらに東宮と月池(동궁과 월지)——宮殿の別殿とその人工池——へと走らせよう。ここへは日が暮れてから戻ってくること。時間を合わせるべきは、これひとつだけだ。夜間の入場料はおよそ三千ウォン、日が沈むと復元された楼閣に灯がともり、静かな水面に逆さまに映し出される。八時ごろには三脚で埋まってしまう。かわりに開場直後の薄明に着けば、その水鏡をほとんど独り占めできる。
二日目は山のもの
二日目は自転車を置いてバスに乗る。名だたる寺々は、平野の東にそびえる吐含山(토함산)の上に鎮まっているからだ。市外バスターミナルか、幹線道路沿いの停留所から、10番か11番のバスが仏国寺(불국사)まで走る。四十分を見ておこう。寺の拝観料は二〇二三年に廃止されたので、そのまま石段を上っていける——青雲橋(청운교)と白雲橋(백운교)、青い雲と白い雲の橋が、境内を日常の世界の上へと持ち上げる。本堂前の二基の石塔、釈迦塔(석가탑)と多宝塔(다보탑)は、ポケットの十ウォン硬貨の裏にいるあの一対だ。
仏国寺の駐車場から、小型の12番バスがつづら折りを唸りながら登り、頂上近くの花崗岩の石窟、石窟庵(석굴암)へと向かう。バスは少なく——だいたい一時間に一本——だから登る前に帰りの時刻表を写真に撮っておくこと。石窟の中、いまは湿度を保つためガラス越しになっているが、八世紀に彫られた坐仏が海に向かって東を向き、晴れた夜明けには水面からの最初の光をとらえるよう据えられている。とどまることはできない。列は動き続ける。けれど松林を抜けて下っていく帰り道、眼下に谷が開けていくその時間だけは、誰も急がない。
この街が実際に食べているもの
慶州ならではの菓子が皇南パン(황남빵)だ。薄い皮に餡をぎっしり詰め、菊の紋を押した焼き菓子で、一九三九年から皇南洞(황남동)の近くでつくられている。本店では温かいものを一個ずつ、一つ数百ウォンで売り、汽車で持ち帰る客のために十個・二十個入りの箱も詰めてくれる——列に並ぼう、進みは早い。しっかり食べるなら、地元の名物は包みご飯・サムパプ(쌈밥)だ。十数種のおかずと葉物が並び、自分でご飯を包んで食べる。店は大陵苑の近くに集まり、一人一万二千〜一万五千ウォンほど。夜には、古墳のかたわらで低い瓦屋根の家々がカフェやバーに変わった路地、皇理団通り(황리단길)に街の二十代が集まる。コーヒーは五千ウォン、眺めはライトアップされた墳丘だ。
行き方、そしてひとつだけ外してはいけないこと
ソウル駅から新慶州まではKTXで約二時間、片道でおよそ四万九千〜五万三千ウォン。列車が混む秋と桜の季節には、一、二日前に予約しておくこと。新慶州駅は旧市街からいくらか離れているので、ゲストハウスや自転車店のある古墳地区へは700番のバスかタクシー(約一万五千ウォン)で向かう。紅葉とピンクミューリーなら十月下旬、普門湖畔の道沿いの花なら四月初め、どちらもできれば週末は避けたい。旅行者がしがちな失敗は、慶州を釜山からの日帰りとして扱うことだ。正午に着いて寺をひとつ見て、日暮れ後の池も、二輪で味わう谷のあの遅くて平らな悦びもまるごと見逃したまま帰っていく。一泊しよう。古墳がいちばん美しいのは、ツアーバスが去り、墳丘が灯りのともった空を背に、ただ黒い影となるときだ。
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